PC-100DYの詳細
PC-100DYは、情報機器を多く手掛け、クオリティーやメーカーサポート体制に定評のあるサンメカトロニクス社製のIP機能搭載基板完成実用ユニットカモフラージュカメラです。
これまで同社からはREシリーズのIP機能搭載モデルが発売されていますが、小型系では初となります。
全体が擬装されているわけでは無いため、ただ置いておくだけの製品ではありませんが、工夫次第で様々な状況に対応する事が可能となります。
駆動方式は付属している専用充電池もしくはUSBケーブル経由でのDC駆動に対応しています。
特にIP機能を使用する場合は、据え置き設置が想定されるため、その場合でも対応ができるよう電源駆動が可能となっています。
使用時には工夫が必要とあって、万人にオススメできる製品ではございませんが、設置の工夫やスマホでの設定等が可能な方には、大変オススメできる製品に仕上がっています。
※現行のスマートフォンでの動作を確認しておりますが、全てのスマートフォンに対応しているわけではございません。
※無線LAN(Wi-Fi)は2.4Ghz帯のものに限ります。無線LAN(Wi-Fi)規格:IEEE 802.11b/g/n
本体正面
本体の正面です。
カメラはケーブルで繋がっており、ケーブル長は約100mmとなっています。
その他、Wi-Fiアンテナやバッテリー接続のコネクタがあります。
それぞれは引っ張ってしまうと抜ける恐れもあるため、取扱時には注意が必要です。
本体側面(右側)
本体の右側の側面です。
電源のオン・オフのスイッチと、初期化ボタンがあります。
初期化はパスワードを忘れてしまった場合やWi-Fi接続がうまくいかない場合に利用します。
初期化スイッチを押す場合は、先の細いクリップや楊枝などを利用してください。
電源が入っている状態で初期化スイッチを10秒以上長押しします。
その後、ボタンから手を離すと青LED以外のLEDが消灯して数秒後に自動で立ち上がります。
初期化は以上で完了です。
本体側面(左側)
本体の左側の側面です。
Wi-Fiスイッチのオン・オフのスイッチ、バイブレーションのオン・オフのスイッチ、録画モード切替スイッチ、音声マイクがあります。
録画モードの切替は、連続録画(C)と動体検知録画(M)を切り替えます。
ご使用状況に合わせて選択をしてください。
また、上面にはリセットボタンがあります。
リセットは本体がフリーズした際に有効です。
先の細いクリップや楊枝等をご利用して押してください。
リセットボタンを押すとLEDが全て消灯して電源が落ちますので、一度、電源スイッチをOFFにしてから電源を入れ直してください。
※RF-Pairボタン(無線リモコンペアリングボタン)は使用しません。
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本体底面
本体の底面部です。
microSDカードのスロットや、microUSB端子があります。
専用充電池を使用する場合は、バッテリー接続コネクタに接続してください。
電源を供給しながら使用する場合は、microUSB端子に付属ケーブルを接続してUSB-ACアダプター経由で電源を確保してください。
バッテリーの充電の際も同様の端子やコネクタを使用します。
電源を供給しながら使用する場合は、過充電を防ぐ為に専用充電池は外してご利用ください。
※専用充電池を外した場合、内部の時間設定は初期化されます。電源供給しながら使用する場合には、録画前の時間の確認および設定を行ってください。
動作表示LED
各種LEDの表示パターンにて現在の状況を判断することが可能です。
黄緑LED点灯:IP接続時
緑LED点灯:充電中
橙LED点滅:Wi-Fi未接続時
橙LED点灯:Wi-Fi接続時
赤LED点灯:録画時
青LED点灯:電源オン時
カメラ部
カメラ部は非常に小さく、縦横11mm×11mmとなっています。
レンズには、f4mmのピンホールレンズを採用。
メーカー公称値ではありませんが、レンズ部の大きさは約2mm程度です。
映像の上下はケーブルの付け根が上にくる状態で正しくなります。
カメラ部背面
カメラ背面には熱を逃がすため、ヒートシンクが取り付けられています。
多少の熱を持ちますが、問題なく使用する事が可能となっており、熱を持っていても異常ではございません。
※長時間肌に密着するような使用方法はお止めください。
本体背面
本体の背面には設定用のQRコードがあります。
QRコード部には本体の機体番号や認識コードの情報があります。
手動入力も可能となるように、文字でも記載されています。
※専用のQRコードや、機体番号及び認識コードが不明となった場合は、本体を専用アプリケーションに登録することができません。
※再発行には製品をお預かりする必要がございます。その場合は、納期にお時間を頂戴いたします。また、その際の費用は有償となります。
※再発行は認識コードのみとなります。QRコードは再発行いたしません。紛失には充分お気をつけください。
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バッテリー接続
使用するには外付けバッテリーを接続します。充電をするには本体経由で行ってください。
ケーブル接続
USBケーブルはパソコンや電源アダプターに装着し充電用としてご利用いただけます。
電源アダプター接続(内蔵バッテリーとの2WAY電源)
電源アダプターを接続した状態です。
本体を充電できる他、コンセントから電源を供給しながら使用する事も可能です。
内蔵バッテリーと電源アダプター駆動の2WAY方式を採用する事でコンセントの場所に限定される事なく使用が出来るようになっています。
本製品は内部の保護装置によりバッテリー劣化をできるだけ抑えて駆動させる事が可能となっています。
※バッテリーの充電完了後は電源を外してください。充電をしたまま放置すると過充電となる場合がございます。
※バッテリーの劣化が起きないわけではございません。
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IP機能による遠隔監視
IP機能を設定することで、遠隔地からスマートフォン等の端末上でライブ映像を確認することが可能となります。
カモフラージュされた外観にIP機能が搭載されたことで、より利用用途の幅が広がりました。
※IP機能を使用するには、Wi-Fiルーター(無線ルーター)が必須です。
Wi-Fi機能で各種設定
本体とスマートフォン等の端末を、Wi-Fiでダイレクトに接続(アドホック通信)する事で、専用アプリケーションから各種設定を行う事が可能となっています。
専用アプリケーションを使う事で、より簡単に設定を行う事ができます。
※現行のスマートフォンにて動作を確認しておりますが、全てのスマートフォンに対応しているわけではございません。
安心の技術基準適合証明 取得済み
Wi-Fi電波は電波法の管理下にあります。
そのため、Wi-Fi搭載モデルは基本的に総務省の技術基準適合証明(通称:技適)を取得する事が必要となります。
弊社取扱の[サンメカトロニクス社製品]のWi-Fi搭載モデルは、総務省の技術基準適合証明(通称:技適)を取得しています。
電波法令の技術基準に適合している事を証明されているため、安心してお使いいただく事ができます。
※技適マークが付いていない無線機器を使用すると電波法違反になる場合があります。
技術基準適合証明 技適マーク
技適を取得している製品は、基本的には技適マークが本体部に入っています。
Wi-Fi搭載モデルでも技適を取得していない場合は、技適マークがありません。
安心してお使いいただく意味でも、Wi-Fi搭載モデルは技適を取得している製品を推奨しています。
高画質録画に対応
録画解像度は、1920×1080(1080P)、1280×720(720P)、800×480(WVGA)の3段階から選択可能です。
画質を重要視されたい場合は1080Pが良いですが、画質よりも録画データの容量を抑える事をお考えの場合は、720PやWVGAを選択してお使いください。
動体検知録画
PC-300Wは、連続録画の他、動きがあった時だけ記録する動体検知録画を搭載しています。
画面に動きがあった時だけ録画を行うので、録画映像を確認する際の手間や、記録メディアの使用容量を軽減することができます。
任意で検知レベル(感度)や検知後の録画時間を設定することが可能です。
※設定の変更は専用アプリケーションにて行います。
※動体検知録画設定の場合でも駆動時間が伸びるわけではございません。
タイムスタンプ機能
証拠撮影に使用するには、時間表示が必要不可欠です。
PC-100DYは、パソコンのメモ帳機能を使ったテキストファイルやスマホの専用アプリで、タイムスタンプ(日付時刻)を設定することができます。
パソコンのメモ帳機能を使った設定方法の詳細は、下記のメーカーサイトよりご確認いただけます。
タイムスタンプ設定方法(※メーカーサイト)
本機は、専用アプリ側でタイムスタンプ機能をオフ(非表示)にすることができます。これまでタイムスタンプがあることで使用できなかった分野でも活躍が期待できます。
バッテリーが無くなっても数日程度はタイムスタンプは保持されていますが、バッテリーの充電を行わないと日時設定が初期状態へと戻ってしまいます。
また、本体デフォルトボタンにて設定を初期化した場合も、日時設定が変わってしまいます。
ご使用の前には、予め設定されている時刻の確認・設定をお薦めいたします。
※写真はイメージです
パソコン以外での録画データ再生方法
通常では録画データの再生はパソコンでの再生を推奨していますが、スマートフォンやタブレット端末で可能となるカードリーダーを別売しています。
パソコンでの録画データ再生を推奨する事に変わりありませんが、スマートフォンやタブレット端末しかお持ちない方も対応するカードリーダーを用意する事でお使いいただく事が出来るようになります。
パソコンをお持ちの方でも、設置現場などで素早く録画データの確認が出来る等のメリットがあります。
※ご利用になられるスマートフォンやタブレット端末によって使用可能なカードリーダーは異なります。
録画時間目安
PC-100DYの録画時間(バッテリー)の目安です。1ファイルは5分毎に区切られます。
※60分の駆動時間とすると、ファイルが12つできる事となります。ファイルは区切られますが、録画を止めるワケではありません。
専用充電池の駆動時間と電源を供給しながらのメモリ32GBの録画可能時間となります。
- |
専用充電池駆動時間 |
microSDカード32GB使用(電源供給) |
1080P・30FPS/Wi-Fiオン時 |
約3.5時間 |
約20時間強 |
※目安の録画時間となります。撮影対象、撮影環境により録画時間は変化することがあります。
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サンプル動画
撮影対象の目安
サンプル動画の大きさの目安です。
ボード全体の大きさは、A3サイズ 縦297mm×横420mmです。
※内部の記載サイズは前後する場合がございます。目安としてご覧ください。
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PC-100DYのご注意点
カメラ部の破損
本製品は通常6ヶ月間の保証期間がありますが、製品の特性上、カメラ部の故障はその内容に関わらず、有償修理となります。
特にケーブルの折り曲げや、本体部からの抜け、傷などにご注意ください。
専用充電池接続のコネクタの向き
本体のバッテリー接続コネクタと専用充電池は、接続向きを間違えると物理的な破損の他、電源がショートし故障の原因となります。
誤った接続による故障は有償修理となります。
タイムスタンプの設定保持
本製品は何かしらの電源が供給されていないとタイムスタンプが保持されません。
専用充電池を外してmicroUSB端子経由で電源を確保する場合、時間設定が初期化されます。
そのため、使用前に時間設定の確認および設定を行ってください。
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寸法図

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Wi-Fi機能詳細
Wi-Fi機能を使用することで、ライブビューや各種設定、録画のオン・オフなど、様々な操作を行うことが可能となります。
リアルタイムでのライブビューを行えることで、細かいアングル調整も可能となります。
各種操作・設定は、専用アプリケーション[PV Cam Viewer]を使用して行います。
※本機のWi-Fi機能はインターネット経由での操作を可能とするものではございません。
本機とスマートフォンを直接通信させるものとなります。(メーカー公表通信距離 約5〜6m)
インターネット経由での操作を行う場合は、IP機能をご利用ください。
※お使いの端末のOSによって、表示のされ方が異なります。
※お使いの端末やOS、通信環境によっては、映像や操作に遅延が出る場合がございます。
専用アプリケーション[PV Cam Viewer]は下記アイコンのリンク先よりダウンロードができます。
iPhone
Android
※スマートフォンやタブレット端末等にて、お使いの端末のOSに合ったアプリケーションをご利用ください。
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各種設定メニュー
本体の各種設定メニューになります。
解像度やフレームレート、日時設定など、主な項目を設定・変更することが可能です。
録画解像度及びフレームレートは本体側では設定できませんので、専用アプリケーションがインストールされた端末側にて行ってください。
※本機種ではSSIDを非表示にすることはできません。
※SSIDのパスワードを変更して忘れてしまった場合は、設定をリセットする必要があります。
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日時設定メニュー
日時の設定メニューです。
本機側でもテキストファイルを使用することで日時変更が可能ですが、専用アプリケーションを使用することで、楽に設定することが可能となりました。
また、表示自体をOFFにすることも可能となっています。
※本機側の設定ではタイムスタンプをOFFにすることはできません。
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デバイス管理画面
デバイスの管理画面です。
Wi-Fi接続後にデバイス管理画面にて本体の機体番号の登録やIPモードの設定を行う事ができます。
本体の機体番号の登録を行っていない場合は、デバイスが表示されていませんので、まず登録から行ってください。
※端末側(スマートフォン)で本機が認識されていない場合、アイコンの色がグレーに変化し選択できなくなります。
QRコードスキャン画面
QRコードにて機体番号を登録する場合は、デバイス管理画面右上の[+]をタッチしてください。
画像のようなスキャン画面が立ち上がり、QRコードにて登録を行うことが可能です。
手動にて入力を行う場合は、スキャン画面右上をタッチして行ってください。
QRコード及び機体番号や認識コードは、本体添付のシールに記載されています。
※専用のQRコードや、機体番号及び認識コードが不明となった場合は、本体を専用アプリケーションに登録することができません。
※再発行には製品をお預かりする必要がございます。その場合は、納期にお時間を頂戴いたします。
また、その際の費用は有償となります。
※再発行は認識コードのみとなります。QRコードは再発行いたしません。紛失には充分お気をつけください。
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プレビューモード
プレビューモードでは標準録画モード(連続録画)や動体検知録画モードの選択、セットアップ項目で上書き機能のON・OFF、静止画キャプチャーなどが可能です。
画面の内の[REC]をタッチすることで録画スタートとなります。
※ライブビューや操作レスポンスなど、確認する端末によって、見え方が異なる場合があります。
※画面左にあるスピーカーアイコンをONにすることで音声を聞く事ができます。
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各種データの確認・バックアップ
スマートフォンなどの端末を使って記録データを確認することが可能です。
確認したいデータを選択してダウンロードを行ってください。ダウンロードされた動画はバックアップに表示されます。
バックアップに表示されたデータをスマートフォン等の端末側に落とすには、さらにセーブ作業が必要となります。
ご利用端末(スマートフォンなどの端末)により異なりますが、1ファイル10分のデータをダウンロードするのに、約4〜5分前後掛かる場合がございます。
※ご利用になる端末や通信環境によりダウンロード時間は大きく異なる場合がございます。ご注意ください。
※端末(スマートフォン等)の機種によっては[セーブする]項目が表示されない場合があります。
その場合はダウンロードされた段階で端末側に保存されています。
※データをセーブする際、本機側で任意の保存先を選択することはできません。
※IPモード時はデータのダウンロードを行う事はできません
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IP機能詳細
IP機能では、無線LANルーター(Wi-Fiルーター)の設定を行うことで、遠隔地からインターネットを介してリアルタイムで映像を見ることが可能となります。
一般的なIPカメラ(WEBカメラ)は、目立つ外観が多いため、偽装タイプ且つ遠隔監視が可能な部分は、本機種の特筆すべき特徴の一つと言えます。
遠隔監視の設定は、Wi-Fi機能と同様、専用アプリケーション[PV Cam Viewer]を使用して各種操作を行います。
※IP機能を使用するには、Wi-Fiルーター(無線ルーター)が必須です。
※お使いの端末によって、表示のされ方が異なります。
※お使いの端末やOS、インターネット環境などの影響により、映像や操作に遅延が出る場合がございます。
※IP機能起動中は、動画のダウンロード、デバイスのWi-Fiパスワードの変更、日時同期、メモリーカード初期化、システム初期化を行う事はできません。
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専用アプリケーション
専用アプリケーション[PV Cam Viewer]は下記アイコンのリンク先よりダウンロードができます。
iPhone用PV Cam Viewer
Android用PV Cam Viewer
※スマートフォンやタブレット端末等にて、お使いの端末のOSに合ったアプリケーションをご利用ください。
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IP機能設定方法
デバイス管理画面
Wi-Fi機能にて本機とご利用端末(スマートフォンなど)を接続後、画面右にあるマークをタッチして設定を進めていきます。
デバイスがオンラインでない場合や、デバイス管理画面に何も表示されていない場合は、設定を行う事ができません。
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セットアップ画面
Wi-Fi設定をタッチすることで、Wi-Fi設定画面に行く事ができます。
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Wi-Fi設定画面
[Internet Wi-Fi]の項目をONにします。
その後、[SSID]の項目でお使いになる無線LANルーター(Wi-Fiルーター)を選択することができます。
ディスプレーパスワードをONにして、SSIDパスワードを入力してください。ディスプレーパスワードをONにすれば、パスワード入力時に入力内容が画面に表示されるので便利です。
最後に画面右上の保存をタッチします。保存をタッチすると、自動で再起動が始まり、完全に起動したら設定完了です。(IP機能使用時、黄緑LED点灯)
録画方法、各種設定方法は、Wi-Fi機能使用時と同じです。
※再起動終了まで、約数十秒掛かります。再起動中は電源を切らないでください。
※IP機能設定後は、電源をOFFにて再度立ち上げた際、自動でIP接続を行います。
※インターネット設定をOFFにしたい場合は、同一のWi-Fiエリア内(IP機能を設定した無線ルーター)にて、Wi-Fi設定画面で[Internet Wi-Fi]をOFFにして保存するか、本体背面のデフォルトボタンをご利用いただく必要がございます。同一Wi-Fiエリア内にて操作を行う場合は、IP機能設定に使用した無線LANルーター(Wi-Fiルーター)とご利用端末をWi-Fi接続してください。
「インターネットはサポートしません」の文言が出た場合は、アプリケーションを再立ち上げして、同じ操作をお試しください。
遠隔地からインターネット設定をOFFにすることはできません。設定を行う際は、必ず同一のWi-Fiエリア内にて作業を行ってください。
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