KTS-FHD1080IRZの詳細
KTS-FHD1080IRZは、HD-TVI映像出力を搭載した有効画素数212万画素の電動ズームレンズと大型赤外線LED照射8灯を搭載したフルHD屋外用防犯カメラです。
メインの映像出力はHD-TVI出力となり、フルHD(フルハイビジョン)での映像出力が可能です。
同規格に対応している防犯用ハードディスクレコーダー[KMR-2004PX]等と組み合わせて、フルHD(フルハイビジョン)の高画質防犯システムが構築出来ます。
また、CVBS(アナログ)映像出力も搭載しているので、HD-TVI方式に対応していない機器にも接続が可能です。
それぞれの映像出力は独立しているので、同時出力を行う事も出来ます。
HD-TVI方式のカメラは、同じくフルHD(フルハイビジョン)に対応しているHD-SDI方式と違い、CVBS(アナログ)カメラに使用していた5C-2Vや3C-2Vといった同軸ケーブルがお使いいただけます。
従来のCVBS(アナログ)カメラに使用していた配線をそのまま流用できるので、新規の設置のみならずシステムのリニューアルにも使用いただけます。
本機種の特徴は、電動ズームです。
電動ズームであれば、対応するレコーダー[KMR-2004PX]等からUTC機能を使ってズームの調整を行う事ができます。カメラ側でもズーム調整を行う事が可能ですので、様々な状況下で調整が可能となります。
また、フォーカス調整をオートとマニュアルの両方で行える事により、設置現場での調整がより行いやすくなります。
暗所を映し出す赤外線LEDは大型の物を8灯搭載。同じ赤外線LEDを4灯搭載した[KTS-FHD1080IRT]よりも長距離照射が可能となります。
ブラケットはケーブルスルータイプを採用。ブラケット内部をケーブルが通る形となっています。
ブラケットの固定ネジを緩める事で自由度高く角度の調整を行う事が出来ますので、様々な設置場所に対応します。
防雨仕様となりますので、屋外の雨が直接当たる場所でも運用が可能です。
電動ズーム・大型赤外線LEDと相まって、様々な場所で活躍が期待できる製品となっています。
※HD-TVI方式で使用する際は、専用レコーダーと一緒に使用する必要がございます。
HD-TVI方式を採用しているレコーダーでも、相性問題により映像が正常に映らない場合もございます。弊社動作確認済みのレコーダーとの使用を推奨しています。
本体正面
本体の正面部です。
レンズは、f2.8〜12mmのICRに対応した電動バリフォーカルレンズを採用。
ICRに対応している事で、赤外線を使った暗所撮影時など、ピンボケする事なく撮影が可能です。
赤外線は大型のものを8灯搭載。より長距離照射に対応します。
同じく正面にはCDSセンサーを搭載。
これにより暗がりを感知すると自動で映像をモノクロに切り替えて赤外線を照射します。
本体底面 保護キャップ内部
本体底面の保護キャップ内部です。
OSDメニューを操作するジョイスティックと調整用ビデオ出力(サービスアウト)が搭載されています。
搭載されているジョイスティックを使用して、レンズの電動制御を行う事も出来ます。
※保護キャップが正常に装着されていないと防雨性能が失われます。
ご使用の際には保護キャップはしっかりと装着してください。
コネクター部
ケーブル先端のコネクター部です。
映像出力はHD-TVI映像出力とCVBS(アナログ)映像出力の2系統。その他、電源入力部があります。
HD-TVI映像出力は対応機器にのみ接続が可能です。
映像出力はBNC端子ですが、RCA端子への変換コネクタ[BNCP-RCAJコネクタ]が付属するので、BNC端子・RCA端子のどちらでも接続可能となります。
f2.8〜12mm 電動バリフォーカルレンズ搭載
本機種には、f2.8〜12mmの電動バリフォーカルレンズが搭載されています。
本体底面のOSDジョイスティックや、UTC機能により対応するレコーダー側からの電動制御も可能です。
フォーカス調整をオートとマニュアルの両方で行える事で、設置現場での調整がより行いやすくなります。
※周囲の光量の変化が激しい場所でオートフォーカス機能を使用した場合、最適な場所でピントを合わせる事が困難になる場合がございます。
本体ブラケット部
本体のブラケット部です。
ケーブルはブラケットの内部を通って出てきます。
ケーブル通線口が背面の1箇所の他、上下に2箇所ありますので、設置状況に合わせて通線の場所を変更する事が出来ます。
上下の通線口を使用しない場合は、付属のキャップを取り付けてください。浸水の原因となります。
脱着式
ブラケットの固定ネジを外す事で、脱着する事が出来ます。
本設置前の仮止めや設置の場所の目安を考える際に便利です。
角度調整
ブラケットの固定ネジを緩める事で角度の調整を行う事が可能です。
90度の角度調整の他、本体を上下反転させる事も出来ますので、天井、壁面、平面など様々な箇所に対応できるよう角度調整が可能です。
※ブラケット固定ネジを取り外すと、ブラケットが分離します。ご注意ください。
UTC機能
対応するレコーダー側からレンズの電動制御を行う事が可能です。
対応レコーダーが必須となりますが、弊社にて確認が取れている[KMR-2004PX]等のKMRシリーズとの使用を推奨いたします。
※UTC機能が搭載されているレコーダーでも相性問題により正常に動作しない場合がございます。
※UTC機能にて内部設定を行う場合は、HIKVISION社製レコーダー[DS-7204HUHI-F1/N]等をご利用ください。
2017年5月現在確認。
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サンプル動画
HD-TVI方式対応の録画機に入力後HDMI出力を行い、その映像をキャプチャーしています。
CVBS(アナログ)方式のカメラと比較すると、その違いは一目瞭然です。
※サンプルの為、画像を圧縮しています。
※画像は同じ撮像素子を搭載した[KTS-FHD1080VIR]のものです。
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外形寸法

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KTS-FHD1080IRZの仕様
モデル名 |
KTS-FHD1080IRZ |
イメージセンサー |
1/2.9インチ SONY CMOS(IMX-222) |
総画素数 |
248万画素 2000(H)×1241(V)NTSC |
有効画素数 |
212万画素 1944(H)×1092(V)NTSC |
水平解像度 |
1000 TV Lines |
最低被写体照度 |
0Lux(赤外線照射時) カラー:1Lux/F1.2 モノクロ:0.1Lux |
S/N比 |
52dB以上(AGC OFF) |
シャッタースピード |
オート 1/30〜60,000秒 |
レンズ |
f2.8〜12mm ICR対応電動バリフォーカルレンズ |
映像出力 |
TVI出力(BNCJ)・CVBS出力:1.0Vp-p(75Ω) |
OSD |
搭載 |
DNR |
OFF / LOW / MIDDLE / HIGH |
BLC |
OFF / WDR / BLC / HLM |
ホワイトバランス |
AUTO / AUTOEXT / PUCH / MANUAL |
ブライトネス |
0〜100の間で調整 |
SENS_UP |
オフ / ×2 / ×3 / ×4 / ×5 / ×6 / ×7 / ×8 / |
デイナイト |
オート(カラー⇔モノクロ切替時間変更可) カラー / モノクロ / EXTERNAL |
プライバシー |
OFF / ON(4ゾーン) |
モーション |
OFF / SET |
シャープネス |
0〜10の間で調整 |
デフォグ |
OFF / SET |
フリップ |
OFF / ON |
SMART IR |
0〜15の間で調整 |
DVR選択 |
Hikvision1・CTRING・ITX・NADATEL・3R GLOBAL・JUAN・Hikvision2 |
言語 |
日本語 / 韓国語 / 英語 / 中国語1 / 中国語2 |
電源 |
DC12V±10% / -mA |
寸法 |
90W × 94H × 154Dmm(※ブラケット除く) |
重量 |
-g |
保証 |
1年間 |
製品および主な付属品
- KTS-FHD1080IRZカメラ本体
- ネジ類
- テスト用ケーブル
- 電源ケーブル
- 六角レンチ
- 通線口キャップ
- BNCP-RCAJコネクタ(写真非掲載)
- ACアダプター(SD-1215)(写真非掲載)
- 英文取扱説明書
- 取扱説明書(保証書兼)

※仕様及びデザインは予告なく変更される場合がございます。予めご了承ください。
※カメラとケーブルの接続端子部が屋外に露出する際は[ブチルゴム自己融着テープ No.15]等を十分に巻くなど防水加工をしてください。
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